PSJ渋谷研究所X(臨時避難所2)

はてダ http://d.hatena.ne.jp/kamezo/ からインポートしただけ

渋研X的日乗

「神の手」まとめ:日本での初出、「受け取ったらどうする?」など

「にゅーあきばどっとこむ」で採り上げられて、半日で数百人が「神の手」の記事にアクセスしてきてる。いい機会だから、コメント欄などでの情報をまとめておくことにしよう。 この記事は、「日本での初出」「海外での初出」それから「受け取ったらどうしたら…

次元断層

TrackFeedからたどってたどって、なんか理解できないやりとりを見てしまった。いや、全然深刻なものではないです。そんな、おかしいとか、マズいとかいうことでもない……と思います。 きっと、ごくありふれた光景。でも、なにが起きているのか、よくわからな…

FAQのインタフェイスにマトリクスを(黒猫亭さんの提案)

独立させた方がいいかな、と思ったので「【作成中】FAQとか【作成中】」での黒猫亭さんのコメント(黒猫亭 at 2008年02月13日 15:15)への応答を新エントリーに。 詳細は上記リンク先をお読みいただくとして、概略はこんな。たとえば、X軸に水伝に対する関…

批判と拒絶と非難は違うよね

いまさらなのだが、原稿を書きながら思った(まだ終わらないのよ、とほほ。いや「終わらない」と思ったんじゃなくて・汗)。 「批判」と「非難」の区別がついていない人は、古今東西にいる。 「批判」と「拒絶」の区別がついていない人もいるんじゃないか。 …

あれ? はてダが異常?

アクセス解析をたどろうと、はてダの某アドレスをクリックしたらココログにリダイレクト。エラーが出たときは「あれ? ココログだったっけ?』と思っちゃったが、自分ちの臨時避難所(http://d.hatena.ne.jp/kamezo/)を見ようとしても、はてダのトップ(htt…

ジタバタ&屋久島の木霊

FAQもなんだけど、次回『九段下研究所』のゲンコも書かねばなのだった。第一稿の締め切りは明日だ。昨夜は夕飯を子どもたちに食わせたら朝まで寝ちゃったぜ、きゃー。 FAQの進捗にやきもきしている方がおいででしたら、ごめんなさい。ボチボチは手を入れてい…

朝日新聞「それ本当ですか? ニッポンの科学」

この月曜日から始まった朝日新聞・夕刊の連載記事が興味深いらしい。今のところBSEの話と携帯電話の電磁波の話が語られたらしい。 ■[トンデモ][科学] 朝日新聞「それ、本当ですか?ニッポンの科学」(kmoriのネタままプログラミング日記 2008-02-06)これま…

水の沸点は100度じゃない【2/9:解決策を追記】

小学校3年生か4年生ぐらいの理科では、こんな実験をします。 ビーカーに水を入れ、バーナーで熱し、水のようすを観察しながら温度計で水温を測る……「何度でお湯が湧くか(水の沸点は何度か)」を確認するというような目的の実験ですね。 ××分×秒で湯気が出て…

感謝を込めて:「ニセ科学を巡って語ること」に関するリンク集

先日の「【メモ】消化不良:科学への信頼とか」(2008年01月28日)を発端として、この2日間であれこれと読み、考えたことを、直接的にうまく言語化することは今のところできそうにありません。次のエントリで雑感めいたものはアップしますが、参照させてい…

「ひだる神」のせいにすんなよ

さっき、コメント欄でTAKAさんとお話をしていたら、アマビエという妖怪の話が出てきました。 アマビエ(アマビコ)(wikipedia) 知る人ぞ知るというべきか。いやあ、妖怪の世界も奥が深いです。 それで思いだした話があるので、ちょっとご披露。明日にでも…

【メモ】消化不良:科学への信頼とか

ちゃんと考えないといけない、いくつものエントリを読んだ。 当事者意識(Chromeplated Rat 2008-01-29)結局のところ、ニセ科学を肯定する側も批判する側も、根底の部分では科学に基本的な信頼を置いている。そうしないと、ふつうの生活が成り立たないから…

Seesaa復活?

前エントリでも書きましたが、27日の夜からseesaaのサービスが半死半生で、本家ではコメント等が反映されませんでした が、29日の0時を過ぎた辺りで生き返ったようであります。 障害報告は更新されていませんが、「直った」というトラックバックが複数ついて…

ナゾなリファラ2

先日の「ナゾなリファラ」について、seesaaの中の人から、先日お返事をいただきましたので、適当にはしょってご紹介。 と思ったら、引用公開は禁止されているようなのでメール本文は削除(汗 やっぱり、なんか外からの操作があったようです。影響は、リファ…

江原啓之「ハッピー筋斗雲」

「人間の尊厳を傷つけかねない」 フジ「江原」番組をBPO「断罪」(J-CASTニュース 2008/1/21) http://www.j-cast.com/2008/01/21015791.html 民放とNHKでつくる「放送倫理・番組向上機構」(BPO)の放送倫理検証委員会は2008年1月21日、フジテレビの番組内…

【書きかけ】PISA「科学リテラシー」の定義 3

#いま、ちょっとちゃんと読んで考える余裕がないので、とりあえず項目だけ作っとく。 「海洋学研究者の日常」さんで、定義に関する訂正を含む記事がアップされている。 PISA2006における「科学についての知識」の定義(海洋学研究者の日常 2008年01月14日)…

「マイナスイオンは負の大気イオン」では片付かない

そういえば、きっと今月20日には『家電批評』の4号が出るのです。 前にも書いたけど、今回はマイナスイオンです。 で、記事には入れ込めなかった事例を思いだしたので、こっちに書いておきます。と言っても、打ち合わせ用のMLで書いたことをコピペするだけ…

共同出版商法を知っていますか?

先頃、新風舎という出版社が民事再生法の適用を申請したという報道がありました(1/20追記:1/18付け報道によると破産が決まったようです→asahi.com「新風舎、破産手続きへ 支援交渉まとまらず」)。 Google Nes ※ニセ科学とは関係ありません。ロジックとし…

ぼくらの中の「気づかれない子どもたち」

昨日のエントリ「コメントの構造」に関連して。 ぼくは「あの作文を独力で書いたのなら希有なことだ」と考えましたが、言い換えれば「対話などで引き出しながらであれば、到達できるだろう」とも考えています。つまり、かなり小さな子どもでも、人生に対する…

コメントの構造(土居先生〜)

TAKESANさんちの「反応」経由で、はてなブックマークの数百に及ぶコメント群の一部と、その対象となった、ある小2の作文を紹介するエントリを読んだ。 紹介されている作文は、赤木かん子・編『日本語ということば - Little Selectionsあなたのための小さな…

【メモ】私やあなたのカルト宗派

プログラミングのカルト宗派(スラッシュドット・ジャパン 2008年01月04日)DZone経由。ハッカーのMichael Ash氏が、自身のブログにThe Cult of Programmingという記事を書いています。「経験上、ほとんどのプログラマは以下の『宗派』のいずれかに分類され…

汎用インフルエンザ・ワクチン

「科学ニュースあらかると」さんによると、BBC Newsが、新しいインフルエンザ・ワクチンの開発に関する記事を掲載したそうです。 記事 : 汎用インフルエンザ・ワクチンの可能性が見えてきた(科学ニュースあらかると 08年01月04日) http://www.mypress.jp/…

大学とかのWebサイトを考える4

なんか、短時日のにわか考察なためとか、論点が複雑に絡む大きめの問題を扱っているためもあって、論点の整理をし切れていない感が濃厚ですね。長さの割に労多くして実りが少ない(書いているぼくにも、読む人にも。大串さんはじめ読んでくださっている方、…

大学とかのWebサイトを考える3

「大学とかのWebサイトを考える2」の続きです。 メリットやデメリットを考えるとき、同じ特徴が立場を変えるとメリットになったりデメリットになったりすることがあります。そこで、まず特徴を確認し、その後にそれぞれの立場ごとのメリット、デメリットを…

大学とかのWebサイトを考える2【追記あり】

「大学とかのWebサイトを考える1」の続きです。 今度は「学校のドメイン下で、教職員が独立したコンテンツを公開すること」について考えてみます。 ■個人ページの形態を考えてみる まず、ごく基礎的な情報として、少し広い範囲から状況を整理してみましょう…

大学とかのWebサイトを考える1

「御茶大乱訴事件についてのコメント」の、コメント欄の続きです。 タイトルはあとで変えるかも。 ここからのいくつかのエントリは、それぞれにかなり詳細に考えて行く必要のある事柄だとは思いますが、ここでの目的は答えを見つけることではありません。ニ…

雪は天からの手紙 - 中谷宇吉郎

2000年の番組ですが、さっき気づきました。Sky Perfect TV サイエンスチャンネル「実験!発見!歴史科学館」の第一話です。 「雪は天からの手紙 中谷宇吉郎」(29分。視聴にはReal Playerが必要です。Win版、Mac版) 伝記的な内容もおさえつつ、業績を紹介し…

御茶大乱訴事件についてのコメント【追記あり】

kikulogにこんなコメントがついた。大串富史 ― December 29, 2007 @22:14:37 オーマイニュース市民記者の大串です。 菊池先生へ: メールの件、了解しています。どうぞ先生のお手すきの時によろしくお願いいたします。 皆様へ: 今回「不特定多数が書き込め…

酒屋の若旦那と裁判

こういう経験をしたことがある。 ぼくがまだ学生か、学生をやめたばかりの頃かな(ってことは、20年ほど前のことだ)。酒屋の若旦那が実家に配達に来た。で、ばあちゃんか誰かと話をして、ぼくが法学部に在籍している(あるいは、在籍していた)ことを知った…

出版屋にとっての「一般の科学リテラシー」

ニセ科学を考えるにあたって、「一般の人が科学と考えるかどうか」が問題になることがあります。そこで、ちょっと自分の経験を。 書籍なんかを作っていると「一般」という読者層の考え方がありまして、ぼくが編集プロダクションにいた十年前ごろまでは「高卒…

PISA「科学リテラシー」の定義 2

今朝、「海洋学研究者の日常」のhiroichiさんが、新しいエントリ「科学リテラシー(3)」をアップされていた。 さっそく貪るように読む。 最近のシンポジウムで配布された資料から、PISAの考える「科学リテラシーの構成要素」とその「構成割合」が紹介され…