PSJ渋谷研究所X(臨時避難所2)

はてダ http://d.hatena.ne.jp/kamezo/ からインポートしただけ

「徹子の部屋」で茂木健一郎に遭遇


今日の「徹子の部屋」のお客様が茂木氏でして。ええ、ラーメンをすすりながら、ついつい見てしまいました。いつもは見ていないのだけど、今日はたまたま昼飯が遅かったのですよ。


poohさん今日は茂木健一郎氏の新刊の話をしておいでですが、これはなんというか偶然というやつなのだ。びっくり。


で、poohさんが言うように、まさに「どこかで聞いたようなひどく古臭いこと」のオンパレードで、ついついテレビに向かって毒づいてしまいました。先日、インタビュー記事などを読んだ印象をこの記事のコメント欄に書きましたが、まったく同じ印象です。


最後の方では、poohさんが言及している『音楽云々』というPHP新書と、『脳を活かす勉強法』という怪しげな本が紹介され、パラパラと徹子さんがめくりながら相づちを打つというシーンもございました。
今日はなんだかドーパミンの日だったようです。「ドーパミンが出るような勉強方法」として、「自分で目的を設定して、それをクリアするとドーパミンが出る」「気持ちいいから、どんどん勉強したくなる」なんて無茶を言っていました。
いくら目標に設置したって、苦痛なものまで快感にはならないってば。本気でダメかも、と思いました。


カアチャンはオレの毒舌が不快だったかもしれませんが、それでも、「どこかで聞いたようなひどく古臭いこと」ばかり言うという点については「ああ、そうねえ」と同意したり、「なんでもドーパミンなの? この人」なんて突っ込んでましたよ。オレに迎合しただけかもしれないけど。


黒柳徹子さんという人は、論理があるんだかないんだか、わからない相づちを打ったりツッコミをするのですね。思い切り言を左右するというか、軸が定まらない。真剣に「自分の感じ」を疑問としてぶつけているのだとは思うけど。
こういう素人くさい「わかんないところをどんどん聞く」というスタイルは、時間さえあれば意外にダメっぽい学者のあやふやさを浮き彫りにするのかもしれない、なんて思った。


それにしても、茂木氏というのは、やっぱり「常日頃から感じていることを、学者さんが『そうなんです』とか『それがですね』と同意したり裏付けがあるかのように言ってくれると、ふつうの人はうれしい」という感情で受け入れられているだけなのではないだろうか。
そしてまた、そういう人が受け入れられると言うのは、実は江原が受け入れられるのと、まったく同じ構造なのではないだろうか……なんて暗澹たる気持ちになったのでした。


あ、そうそう。看護学生を江原が口説く番組が先日ありましたが、子どもたちがザッピングしている途中でその番組が映ったら、突然「げえ!」「チャンネル、変えて変えて!」となってました。
ええと、ぼく、彼らの前で口汚く罵ったりは、してないと思うんだけどな(汗