PSJ渋谷研究所X(臨時避難所2)

はてダ http://d.hatena.ne.jp/kamezo/ からインポートしただけ

モウロクと携帯電話の料金プラン

不意に思い出した。


先日、ドコモショップに行ってバッテリーを交換した。電話機購入から2年とか経ってると無料で交換してもらえるのだ。そのときのオネーサンの応対が気持ちよく、適切に思えた。使っていない不要なサービスを解約したりした上に、あれこれヘーホーと聞いて、気持ちよくプラン変更をした。


帰宅してからカアチャンにそれを言うと驚かれた。以前、検討して採用を見送った料金プランに切り替えていたのだ。


具体的には、パケットパック10とかいうのをやめて、新しいパケホーダイ・ダブルにすることにしたのだ。パケットパック10は、古いプランなのでもう選べない。それをわかっていて、やめたのだ。
カアチャンは、「パケホーダイ・ダブルが登場したとき、うちは切り替えない方が有利だねと話し合ったよね」という。うちの場合は、パケットパック10のままにしておけば、多くの月で無料分の繰り越しが発生し、それが家族で使えることが多かったからである。パケホーダイダブルでは、そういう使い方ができない。


そのような検討の経緯を、ぜんぜん覚えていなかった……ジジイだ。大ショック。

 
ドコモショップのオネーサンが故意に誘導したのかどうかは問わない。彼女はここしばらくの使用実態を見てから提案して来たが、それが何ヶ月分を見たのかはわからない。ぼくの利用状況は、月により年によってかなり違う。ぼくとカアチャンが検討したときは、数年分の使用実態から判断している。単にオネーサンが不適切な判断をくだしただけかもしれないのだ。しかし、なんでぼくが簡単に間違った判断に乗ってしまったのかは考えておきたいと思った。


すぐに思いつく理由はこうだ。

  1. 検討したことを覚えていなかった、サービス内容をちゃんと理解していなかった
  2. 使用実態を見ながら提案されたため、適切そうに見えた
  3. それまでが親切・適切な対応と思えたため

1.が重要な落ち度なのは言うまでもない。しかし、自分がケータイの料金プランについてちゃんとわかっていない自覚はあった。そのため、ふつうなら唯々諾々と変更はしない。「若いネーチャンだったため」という意見もああろうが、この件の場合、これはむしろ疑う根拠になっても、信頼する根拠にはならないと考えている。わかってないスタッフが多いからだ。また、ケータイの場合、基本的に新しいプランの方がいいなんてことは少ないような気さえしているのだ。もしも若いネーチャンに新プランをいきなり提案されていたら、「ふーん、考えておくね」等と適当にいなして終わりにしていたのではないか。


それが、直前の印象で覆っちゃったのだ。どうも3.がヤバい3.がでかい気がする。でも、そうだとすると、これって豊田商事に引っかかったジジババと同じではないか。(T^T)


「これって、『誰でもトンデモな商品やトンデモな商法なんかに引っかかる』ということの傍証になるんじゃなかろうか」とか、「禁煙後ウツと関係あるんじゃねえか」とかとぼんやり思いつつ、しかしまあ、検討したことを忘れていたことも含めて、年齢の問題が一番大きいのではないかなんて思うと、いろいろショックな出来事なのであった。歳はとりたくないねえ……。