知人の日記で知った話ですが。
メディアとしては世界最大級のウェブサイトの規模を2013年までに半分に削減し、ラジオ局2局を閉鎖するなどの本格的リストラ計画を発表した。閉鎖される「ラジオ局」のひとつがRadio 6こと「BBC 6 Music」。有望な新人ミュージシャンの紹介を中心にやってる局で、イギリスのみならず世界的に愛聴者がいて、なんと日本でも聴けるらしい。
#ていうか、ネットラジオ局なのか? そうなのね?
で、発表を知ったデビッド・ボウイなんかが直ちに抗議行動を起こしている。
More than 100,000 people join online campaigns as David Bowie and Emily Eavis appeal for threatened BBC 6 Music to be savedこのガーディアンの記事、さまざまな抗議行動が紹介されているだけじゃなくて、そこがリンクになっていて、どんどん協賛できるor参加できるようになってるそうな。
日本語でこの件を紹介しているブログがありました。「いぎりすせいかつ」さん。
関連記事は、いまのところこの辺。ぼくもまだ全部は読めていない。今後も増えそうな勢い。
- いぎりすせいかつ :: BBC 6 Music閉鎖に大反対!
- いぎりすせいかつ :: BBC 6Music/Asian Networkを救ってください
- いぎりすせいかつ :: パンドラの箱を開けてしまった
- いぎりすせいかつ :: BBC 6 Music 閉鎖計画 音楽界の反応
なんかこう、気になったら、ぴんと来たら、リンク先を読んでみたり、翻訳して紹介してみたり、抗議してみたり、なんかしてみてください。
知人の日記へのコメントによると、BBCのご意見ポスト(?)から投稿するのがいちばんいいのではないかとのことなんですが、これ、英語なんですよね……。
- https://consultations.external.bbc.co.uk/departments/bbc/bbc-strategy-review/consultation/consult_view
ぼくは、まだなにをどうすればいいのか、どういう方法があるのか、英語の記事も読み解けていません。いや、それどころか、この話を聞くまでRadio 6の存在も知らなかった私。でも、これって新人の登竜門のような局ってことですよね。それがなくなっちゃうなんて、そりゃあもったいない、じゃあ、とりあえず知らせることだけでもしてみよう、と思った次第。
◆
当たり前だけど、日本だとヒットしないとメディアに載らないみたいなところがあるじゃないですか。日本に限らないか。でもまあ、そういうわけだから、無名の新人ってとっても世に出てきにくいわけで。それがどうしてヒットするんだよ。いや、まあ、運とかレコード会社の目に留まって協力プッシュしてもらえるとか、口コミとか、いろいろあるんだろうけどさ。
んで、Radio 6で採り上げられるのが英国の新人だけだとしても、それが海外からも聴けてたわけだあ、と思うと、すげえなあ、BBC、太っ腹だなあ、育てる心意気ってもんがあるよなあ、できるもんなら続けて欲しいなあ、と、強く強く思うわけです。
そんで。
日本でも、そういう心意気の放送局が出てくるといいのに。昔と違って、アジア全域が日本のミュージシャンのマーケットになり得るようだし、チャンスが増えると若者が元気になるぞ。若者が元気になると、きっと国が元気になるぞ。