PSJ渋谷研究所X(臨時避難所2)

はてダ http://d.hatena.ne.jp/kamezo/ からインポートしただけ

大腸内視鏡、数年ぶり何度目かの挑戦

昨日は大腸の内視鏡検査でした。
と言っても、別に何か異常があったからではなく、
20数年前にポリープを取ってから数年に一度は
やりましょうねということになっていて。
しかし、このところもう何年もやってないので
いい加減、そろそろやりましょうね、みたいな。
久しぶりだったので、いろいろ新鮮でした。


そもそも、1週間前から排便状況の記録を付けさせられるところから違う。
検査前の緩下剤を飲むときも、あれこれ違う。
15時からの検査なんだけど朝7時から緩下剤を飲む。
当日も、コップ一杯ごとに排便状況を記録するようになっている。
便が透明になったら、所定量を飲み切らなくても、そこでOK。
緩下剤の半量以上の水またはお茶を飲むことになっている。
そんで10時までに飲み切って、そっから15時までヒマでヒマで。


前のクリニックのときは、検査に自転車で向かったけど、
今度は「自転車、バイク、自動車で来ちゃダメ」となってる。


検査着も違った。
20年ほど前、初めてのときはお尻をぺろんとめくられて検査だった。
10年ほど前には、最初からお尻が開いている検査着で、うわエロいとか思った。
今回はお尻に窓がないので、またペロリなのかと思ったら、
「破くんですよ」と言われた。そうか、使い捨てなのか。
衛生的観点からすれば、使い回すのはイカンということかしらね。


検査もちょっと違った。
術前に「痛み止めの点滴入れますねー」なんて言われて、
へえ、いまどきは親切だこと、なんて思ったり。


検査直前、ドクターがカルテを確認して
「以前、痛くて最後までできなかったことがあったんですね。ふむふむ」
なんて話がありいので、
「痛いときは我慢しないで言ってくださいね」で開始。
この辺は変わらない。
お尻から異物が入ってくる感触。
なんというか、固いうんこが出そうで出ない、
それが逆流してくるような感じ。


入り口が侵略され終わって、さらに奥へ奥へとカメラが入ると、
毎度のことながら、苦しくて声が出てしまう。止めようもない。
おおぅ、うぐっ……ぐぐぐ……おうっ! なんて感じで。これも通常。
曲がり角(なんだと思う)でグリグリされるたびに声が出る。
いつもの声掛けが来る。
「つらいですねー、ごめんなさいねー、もう少しですからねー」
そう言ってても、少々痛がってもやめる気ないよねー、知ってるー(汗
いや、一度「あだだだだ!」って騒いで中断したことあるけど(汗々


左向きの姿勢で始まるんですが、
「今度は仰向けになって、足組んでくださいね」
えっ、そんなのあったっけ。でも、お腹に異物が、うんとこしょ(あだだだだ)。
「はい、また左側向いて」
(ええええ?)よ……い……しょ……ぜいぜいぜい
「はい、深呼吸してください」
え、うぐぐぐ、あうあう(ムリです)。
医師「おならが出そうなときはどんどん出してくださいね」
ナース「そうそう、出すと楽になりますよ」
あぐぐぐ(ムリです! それどころじゃねえんですってば)
とまあ、いつものようなやりとり。


今回、どうも騒ぎ過ぎたらしくて、
いつもの「もうすぐ終わりますよー」に続いて
「痛み止め増やしますからねー」
えっ、鎮痛剤を増量!?
すいませんすいません、でもしんどいんです、いつものことですけど(汗
ついつい声が出ちゃうんです、いつものことですけど(汗
ナース「はい、痛み止め入りますねー」
医師「終了です。お疲れさまです」
えっ、痛み止め、効く前に終わったんじゃね?
いやまあ、事後でも意味あるんでしょうけど。
終了後、医師が「小さいのがいくつか、でも経過観察ですね」と言ってた
ような気がするのですが、定かではありません。


そういえば、視界の隅にモニタがありましたね。
今はそういう具合なんですね。
見る余裕なんか、かけらもありませんでしたが。


大きい病院で、検査室がいくつも並んでて
検査が同時並行で何件も進んでました。
今まではだいたい小さなクリニックでの検査だったので、これも新鮮。
なんか「ベルトコンベア上のマグロ」とかちょっと思いました。
後で気付いたんですが、ドアも閉まってないのに、
ほかからはうめき声とかしてませんでした。たぶん。
騒いでたのオレだけかもしれんね(恥)
こらえ性がなくてすいません。でも、自動的に声が(汗


ストレッチャーで一人分がすごく狭い安静室に移動しました。
入院病棟の大部屋を狭くして患者を詰め込んでるような空間(ひどい言い方)。
いくつもベッドが並んでる。
これも初めての体験。
「具合が悪かったり、トイレに行きたくなったらナースコールで呼んでくださいね」
ひゃー、そんな大仰な。
「あの、口がカラカラで、お水を……」
「お水、お持ちですか?」
「いえ、持ってません」(そうか、現代人は水を持ち歩くのか)
もらってコップ半分ほどぐびぐび。
「あ、おならはそのまましちゃっていいですよ」
えっ、湿気がびびっと出るよね? そこでそのまま寝るの、やだなあ(汗
とか思う間もなく、すとんと寝ました。


時折、安静時間が終わった人が順番に
「もうだいじょうぶですか? 立てます? その場で足踏みしてみてください」
なんて言われているのが聞こえてきます。
1時間ほどうつらうつらしつつ、オレの番が来たら、
「はい、体を起こして……座れますかー?」
明らかに対応が違う。重病人扱い? すいませんねえ(汗
いや、こんなに騒ぐのはオレぐらいなのだろうか、と改めて(汗々


事後の説明で。
「術後、最初にお水を飲むときは少しずつ」
もうぐびぐび飲んじゃったよ!
「今日は外出とかしないでお家でゆっくりしてくださいね」
「転ばないように気をつけて歩いてくださいね」
「運転とかしちゃダメですよ」
こういうのも、前は言われなかったな。点滴するからだろうな。
久々の「街」なので、帰る前に買い物とかするつもりだけど、黙っておこう(汗
「今日のお食事は消化のよいものを」
えっ、これまではそんなこと言われてなかった。
昨日はずっと消化によいものを、だったから、
帰りに天丼てんやに行こうと思ってクーポン持ってきたのに……。
帰路はすでに夕間暮れ。朝7時から下剤を飲んで、1日仕事だなあ。


検査結果は10日ほど後。
さっき聞いたような気もするけど……定かでないし、ま、いいか。


次にやるときは、冬場は避けたいな。
我が家は古い。トイレが寒い。
緩下剤でトイレにこもるの、けっこうつらいのだ。
そういえば、大昔は緩下剤飲むところから病院でだったなあ。
あれもつらいものがあるけれど。


ところで、数年前からお尻が切れたり(血栓性外痔核とか2度あった)しているので、
今の私は、便潜血検査の陽性も意味あるんだかなんだか。
とある病院では「痔の人は受けても意味ない」って書かれてたんですけど、
私、大腸がん検診を受けてもしょうがない体、つうことだよなぁ……。
かかりつけ医が定期的に思い出してくれることを祈ろう(自分で覚えとけよ!)。