栃木の友人が、長女の短大入学祝いにと地元名産の「ヤシオマス」を送ってくれるという。
「えー、ありがたいけど、高いんじゃないのー?」
「ぜんぜんそんなことないよ」
というのでありがたく頂戴することに。
明日発送すると言われ、話があった翌々日には到着。
届いてみたら、どかーん。
半身+半身ってことは、これで1匹分だよね、でかっ!(汗
この箱は40cmあまりのサイズ。つまり1匹分って「とーってもたくさん」なのだ。
公式情報(後述)を見ると、1匹がだいたい1kgぐらいあるのがふつうらしい。
魚名から、だいたい陸封型のニジマスとかヒメマスとかを思い描いてたんけど、
これはむしろサツキマスやらサクラマスやらの降海型を想像すべきだったんか!?
嬉しい誤算はともかく、送ってくれた友人は刺し身がおすすめと言ってたので、
初日は半身を刺し身でいただくことに。
どっさりだー!(^◇^;)
まず一切れ。身の形も色もサケみたいですねー。
うまし! 脂が乗っていて、かなりしっかりした味。
サケやらサツキマスやらにも似ているが、もちょっとあっさりしてるか。
当たり前かもしれないが、中流から下流域の川魚にありがちな臭みはまったくない。
なにしろ非常にたっぷり(^^)なので、この日は家族4人でも食べ切れず、
残りは翌日の昼飯に、酢飯に載せて「ヤシオマス丼」でいただきました(^^;;
さて第二弾では洋風にムニエルかなんかを、と考えたのだが、
ムスメらが「刺し身がいい!」と火を通すことを許してくれなかった(^^;;
そこで、再び刺し身と、今度はカルパッチョというかマリネ風にもしてみた。
カルパッチョもどき。
オリーブオイルと酢とクレージーソルトにブラックペッパーだったかな。
これもよか!
多分、あおじそドレッシングとかでもいけるんじゃないかな。
ところでヤシオマスってどんなサカナ?
初めて聞くサカナだったのでググってみると、ニジマスの改良種で栃木県の登録商標だそうな。
- 栃木県養殖漁業協同組合 | ヤシオマス
- ヤシオマス - とちぎ農産物マーケティング協会
- http://www.afftis.or.jp/seihin/products/product4707.html
- http://www.pref.tochigi.lg.jp/g05/work/nougyou/seisan-ryuutsuu/1249369513829.html
よくわからんが正確には「ニジマスの三倍体」ということで、バイオテクノロジーの成果! らしいよ。
えらいぞ栃木県!
で、やっぱりサケみたいな感じなのかしらと画像検索してみたら、あー、いろいろだ。
成長したヤツはほんとにサケっぽいけど、若いのか陸封型(ネオテニー)っぽいのもある。
入手は、地元では養殖場で買ったり、管理釣り場で釣ったり(!)ということらしい。
上記の公式情報やら下記のデモンストレーションやら見ると、
料理は刺し身、カルパッチョのほか、ムニエル、焼き物、薫製、鍋でもいけるんだそうな。
サケと同じに考えればよさそうかな。
押し寿司やソフトスモーク、餃子(!)なんてものも売っているようだ。
- http://www.rikisaku.com/SHOP/005.html
- http://www.h5.dion.ne.jp/~kisaku/2-B-pro-smoke-yasio.htm
- inakaryohin.com -
生食用のヤシオマスをネット経由で買えるお店は、ちょっと見当たらない。残念。
県のサイトに「認定生産者」が掲載されている。
ちなみに、友人は「有限会社 大滝」から送ってくれた。電話で注文できるか聞いてみようと思っているのだが、まだ果たせていない。
また、このなかでWebサイトを持っているのは、「関根養魚場」だけのようだ。サイトには「直売、卸売りなどしております」と書かれている。通販は……どうなのかなあ……。