PSJ渋谷研究所X(臨時避難所2)

はてダ http://d.hatena.ne.jp/kamezo/ からインポートしただけ

そういえば「科学者」「専門家」の幼児性とかって話が昔からあるような


kikulog:ステレオタイプな科学者像を語ろう
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?mode=comment&UID=1165889583

「水伝」の話から、テレビや映画・マンガなどに登場するステレオタイプな科学者像の話が派生してきたので、独立させてここで語ることにしました(^^
(分野によっては、事実そうだったりするかもしれないので、そのあたりの情報もください) 
 
....
科学者に向かって「博士」と呼びかける
教授に向かって「教授」と呼びかける
科学者は分野にかかわらず白衣を着ている
教授は部下に「やっておいてくれたまえ」などの「たまえ語」(今考えた)を使う
科学者は文学を読まない
科学者は愛を理論的に分析する
コメントを書き始めたら、また長くなったので、ここにコピペ。こんなことしている場合ではないのだが(-_-)


考えたのは「自然科学のヒトというよりも、ある種の学者とか研究者」についての私の先入観とか偏見とか。書いてみたら20個近くの属性が出て来た。


  1. 関心領域が狭い、偏っている。自分の専門分野やそのときの関心領域に強く偏り、世間の人が気にするものを気にしなくなる
  2. そのため世間知らずというか世事に疎い一面を持つ
  3. しかし、そのことに淡い自覚しかなく、また、頓着しない
  4. 他者の主張などに根拠や理由を求める。その際、出典に関する情報や論理的無謬も強く求める。論理的に破綻している、または前例等から甚だしく逸脱していると判断すると、誰のどのような主張であっても検討に値しないとして興味を失うことも少なくない(例えば、一国の首相の無茶苦茶な演説や、家族なんかの「幼稚かもしれないが真剣な心情吐露」に関心を払わないとか)
  5. 反面、その主張によって「誰かが気を悪くするかもしれない」などということについては「や、それは重要じゃなくて」「それはささいなことで」などと言い切り、気にしない
  6. 新しいテーマや微妙なネタについて話すときは、考えながら話をするので異様に話の進み方が遅い。またはどうでもいいと思って一言で切り捨てる。前者の場合は目がうつろになりやすい
  7. 反面、旧知の課題について琴線に触れちゃうと、微に入り細を穿ち、これでもかこれでもかとマシンガントークを展開する。
  8. ツボにハマりすぎると自分の世界に行っちゃって沈黙する。やっぱり目がうつろ(こういうときに急にこっちを見たりされると、ちょっと怖いかも)
  9. そういうときに邪魔をされると怒り狂うこともあるが、そもそも邪魔をされたことに気づかない場合も少なくない。「ちょ、ちょっと待って」などと人を押しとどめてそのまま黙って考え続けるとかもあるような
  10. 周囲が辟易としていても感心していても、気づかないことが少なくない
  11. ウケるポイント、喜ぶところ、怒るポイントなどがほかのヒトとズレていることが少なくない
  12. 周囲が求めている「やらねばならないこと」よりも自分の関心が優先してしまう(で、こういうどーでもよさそうなことを一時間もかけて懸命に書いていたり・汗)
  13. 日常は身なりに構わない
  14. 気の張るところに出かけるときは例外的に気をつけているようだが、なんかパターン化している。きっと礼儀を気にしているだけで、自分にとってはどうでもいいせいだろう
  15. 話すときにあまり主語を省略しない。接続詞や関係詞、指示代名詞が多い。ていうか、そもそも全体にいろんなことをあまり省略しないのかも。話が長くなりがち……かな?
  16. ついつい術語・専門語を使う。とっさに平易な語彙への言い換えやたとえ話を思いつかないのかも。しかし、ある種の業界のヒトと違って、業界外のヒトと話すときに、あまり隠語は使わない……かな?(隠語を多用するヒトって、どういう心理なのだろう……)
  17. ヒトには通じない「自分ルール(ボクはこうすることにしている)」多し。優先度が低い事柄は省力化のために自動処理しようとするあまり、ルール化してしまうのかも。服装もコレか?
  18. 「普遍化できる命題なのか、個別の特殊例に過ぎないのか」などということに関心が行ってしまう結果、本題を見失う(近隣の誰かの噂話の場合、重要な主題はもちろん「あきれた」「迷惑だ」または「うらやましい」「この宿六」「情けない」などであって、「○○さんはなぜそのような事態に至ったか」が論題になることがあっても、普遍か個別かが問題でないのは言うまでもない)
  19. そんでまた、そういうアレコレに無自覚だったり気づいても指摘されても無頓着。さもなければツボにハマって「え、そう? オレってそうなの? なんでだろ?」なんつって目を輝かせてしゃべり始めたり、突然黙りこんで考え始めたり……(ああ、堂々巡り?)


    途中からだんだん戯画化と区別できなくなってるような気もしますが、戯画じゃなくてふつうにありそうな気もする(汗)。


    うーん、「物事の重要性などの尺度がふつうの人と違う」「自他いずれの感情生活にもあまり注意を払わない」とまとめられちゃうか。「頑固で偏屈な人」で終わり?
    主に私の父親のアブラの乗ってた時期(西洋哲学。もうとっくに定年した)を念頭に置き、ほかの技術者の人なんかも混ぜてみたんですけど、自分(フリーの編集者・ライター。中年)や知り合いのライターなんかも似たようなもんかも……。ほとんどは単に「なにかに夢中な人」「専門職」「オタク」の特性のような気もする。「ゲージュツのヒト」も「ロックのヒト」も同じようなもんだったり。「モーレツ・サラリーマン(死語)」だって大して違わないか……。


    やや! 渋研Xの亀さん(劇中人物。捏造人格)って、これか……。
    あ、あ、20年以上前だと、多くの若者が同じようなもんだった気もする(最近の若者は知らないけど、違いそうな気がする)。とすると、独善的とかマイペースとかってことか?


    なんにしても、科学者に限らず、専門性の高い仕事をしているヒト、なにかに夢中になっているは、ふつうのヒトからは「変な人」扱いされる率は高そうだ、と。「ヒトの心を持たない、理解しない」わけじゃないけど、どっちかといいうとあまり忖度してない拘泥してないってのもありそうな。


    ところで、まこ氏にはあまり当てはまってない気がする。5、6、11、13ぐらいか。なぜだ。「ふつうのヒトであろう」と心がけていたりするのか。