朝刊で、ちょっと気になった記事。社団法人日本皮膚科学会が薄毛治療についてのガイドラインを発表し、そこで現在行われている各種の治療法について「A」「B」「C1」「C2」「D」の5段階での評価を盛り込んだのだという。
育毛剤などのメーカーからも資料提供を受け、国内外の論文などから科学的根拠の有無を調べ、「強く勧められる=A」「勧められる=B」「考慮してもよいが、十分な根拠がない=C1」「根拠がないので勧められない=C2」「行わないよう勧められる=D」に分類した。たとえば人工植毛はDランクと評価されてしまい、当然ながら業者の反発も呼んでいることが記事でも触れられていた。
学会のサイトには、これまでに出したガイドラインのページがあるのだが、まだ薄毛治療についてのものは掲載されていない。だから妥当性の詳細はなんとも言えないかもしれないけけど、報道を見る限りではおかしくはなさそう。いわゆるEBM(根拠に基づく医療)だとか「景品表示法」とか「特定商取引法」の改正などが社会的に浸透してきたってことなのかなあ、みたいなことを感じたりなんか。
各紙の報道一覧。
- http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100413/t10013816661000.html 2010.4.13
- アピタル(医療・健康・介護):朝日新聞デジタル 2010.4.14
- http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100413-OYT1T01131.htm?from=main2 2010.4.14
- http://mainichi.jp/select/science/news/20100414ddm041040130000c.html 2010.4.14
- NIKKEI STYLE|ライフスタイルに知的な刺激を―日経の情報サイト 2010.4.14