PSJ渋谷研究所X(臨時避難所2)

はてダ http://d.hatena.ne.jp/kamezo/ からインポートしただけ

思いつき:「ニュースの読み方」


いくつかの新聞報道やテレビニュース、報道系ワイドショーをサンプリングして、どこに落とし穴があるかを分類・解説するという本が作れそうな気がする。
んー、「破綻した話の見破り方」をちゃんと展開するのは難しそうだけど、題材を報道に限定して展開すれば、かなりの部分のエッセンスみたいなもんが取り出せるのではないかしらん。


以下、トピックになりそうなことをランダムにメモ。


■客観報道ってなんだ?
・メディアは「言いたいこと」に合致するネタを採り上げる?
・記者も読者もついつい「期待している結論」を歓迎する?
■ニュースの中の「数字」の読み方
・統計の恣意的な解釈
・アンケートの陥穽−−設問や調査項目の偏りによる結果の歪み
・A群とB群は高い確率で一致する、だから?−−相関と因果
■ニュースの中の「主張」の読み方
・「結論ありき」−−常識や定説に引っ張られる解釈
・「わかりやすさ」のために削られる「別の側面」
・「発表」を伝えることと評価すること
■ニュースの「裏」の取り方
・過去の報道との矛盾はないか
・ほかの媒体はどう扱っているか
・ネットで検索してみる−−検索のポイント


選択的思考、確証バイアス、認知の不協和、組織的強化、リスクとハザード


「ニュースの読み方」というような本はいくつかあるような気がする。報道の裏側を読むみたいな本。実際に中を見たことはないんだけど、陰謀論的なもんなのだろうか。それともロジックの破綻に敏感になれるような内容なんだろうか。


メディアに載る言説、いや、あらゆる言説に適用できるだろうから、本当はニュースに限定する必要はない。だけど、「メディアの読み方」や「誰かの主張の読み方」よりも訴求力がありそうな……。
↑〈「わかりやすさ」のために削られる「別の側面」〉の実例(^◇^;)