PSJ渋谷研究所X(臨時避難所2)

はてダ http://d.hatena.ne.jp/kamezo/ からインポートしただけ

マイナスイオンドライヤー登場!?


先日、えーと、6/9のロックの日、ライブやったんですよ、バンドの。「ピコピコしてないThomas Dolby」っていうネタで、評判は悪くなかったようです。まこさん、たざきご夫妻、お運びをありがとうございました。


kamezone.jpg
↑証拠にならない証拠写真


で、打ち上げとかに出て、電車を乗り過ごして帰れなくなってマンガ喫茶に泊まって、翌日になってやっと家に帰ったら、なんと家に「マイナスイオンドライヤー」がありました。
わあお(@@)


いやもう、を見ただけで降参しました。製品カテゴリーらしく「カールドライヤー」なのに、でかでかと「テンションをかけてまっすぐ」ってコピーが。これだけでもう全然ワケがわからないんで、こういう製品(おしゃれ系とかヘアケア系とか、そういうののことね)に対してなにかを言う資格はないと思いました。はい。


あ、あわてて言っておくと、家人は誰も検証に協力する気なしです(-_-) そりゃもう、諦めました。だから「続きを読む」をクリックしても、ニセ科学ウォッチャーな方には、たいして目新しい話はありません。


検索とかでここに飛び込んで来た人のために書いておくと、実は、ひと月ほども前に〈「マイナスイオンドライヤーはなにをしているか」を、どうやって家庭で確認するか〉というエントリを書いたんです。
そんときは、こんな話でした。
家人がドライヤーを買いたいんだけど、どうもマイナスイオン製品ばっかりで、だったらいっそその手の製品を買って「効果とか確かめられるような実験」でもしてみようか……と思ったけど、どうも「なにも確かめられない」んじゃないの? と思い断念したわけです。
次いで、コメント欄でそんなことはないよと教えてもらったのだけど、そんでもややこしいね、という話になってました。


で、家人はなかなかドライヤー買わないし、ライブは近づくしで忘れていたのですよねえ、そんな話は。


ところが、家族でライブを見に来てくれるときに、新宿のビックカメラで先着何十名様980円ていう安売りだったので買ったんですって(自宅で新聞の折り込みチラシをチェックしてたんだそうです)。980円!(@@)


次の日ぐらいから使いはじめているようですが、使用感は話題に出てません。ぼくも聞いてません。だって、前のL字型のと比べてもしょうがないし、遅刻だ忘れ物だなんだと騒いでいる朝にそんな話もできんし。やる気がなくてすいません。


箱には「TESCOM TIC800 マイナスイオンカールドライヤー」と書いてあります。本体にはTIC80と書いてますけど(^^;;
いま、製品番号でリンク先(比較.com価格.comじゃないのよ)を見た人は平均価格3,613円、最安値2980円でも安くて驚いたかもしれないなあ。


2006年4月リリース(っていうのか?)で、すでに廃盤の製品らしくって、メーカーのサイトにはどんぴしゃの製品はないですね。比較.comからのリンクでもTIC813(URLはtic800.htmlなんだけどね。画像は出ないねえ)、今メーカーのサイトにあるのはTIC811が近いかな、きっと後継機種でしょう。


まあ、見た目は800でも811でもほとんど一緒です。本体にTIC80としか書いてないのは、きっと3桁めは頻繁に変わるからなんでしょうね。家電なんて、そんなもんですよねえ。「この機種」とかいうの、どれほどの人が気にしてるんだろう。


イオンについてもスイッチはあります。「dry/hair care/off」のスイッチ。取り説には効果の説明はありましたけど、マイナスイオンがどうなのかについては、off以外はわかりません。まあ、そんなもんだよね、家電の説明書って。


んで、いつものことなんですけど、ちょっとあれ? と思ったのが、箱のここんとこ。
tescom_tic800c.jpg
このグラフ、意味わかんねえ……。サーモグラフだよね? 30×30って、なんだ? 単位はmmで、吹き出し口あたりの面積なのかな? 中央が温度が高いってか? 当たり前じゃないの?
で、マイナスイオンの説明も、わけわかんねえ……。「一般的にいわれる『マイナスイオン』」って、一般的でないマイナスイオンもあって、自分のは一般のほうだって言いたいのだってことはわかるんだけどね……。
それにしても、「イメージ図」って書けば、どんな図でも許されるのかなあ?