PSJ渋谷研究所X(臨時避難所2)

はてダ http://d.hatena.ne.jp/kamezo/ からインポートしただけ

「お金ではなく、あなたの声をください」


上記の文言は、下記のサイトから。


ほっとけない 世界のまずしさ
http://hottokenai.jp/


FAQ(質問集)」にある「このキャンペーンはチャリティですか?」の冒頭に書かれている。


「お金ではなく、あなたの声をください」と言ったからとて、「お金はいりません」ということではない。ホワイトバンドをつけるためには、お金もいるのだ。
上記のサイトで提唱されている「ホワイトバンド」を知ったのは、バンド仲間のBlogから。
「なんだかよくわからん」と、微妙なうさんくささを感じて放置していたが、先ほど、あるMLで下記のBlogの記事を知った。


林檎はいかがですか?:知るという事は大事だ
http://anonym.jp/appleshop/log/eid753.html


知ることと同様に信じることも行動することも大事だろう。だが、信じるだけでなく「他への呼びかけ」という行動をするときには、他者への説明責任も生じるのではないか。そのためには、やはり「知ること」は、より大切になるのではないか。それは個人でも団体でも同じことだろう。


Wikipediaの「ホワイトバンドプロジェクト」の項に、次の要約がある。


・本キャンペーンは募金活動ではなく,日本政府の援助政策の変更を要求する政治活動である。


これが伝わっているかどうか、これってもっと大切にされてもいい。


現地への寄付を募る募金活動よりも、政治活動への寄付を募る方が効果的に世界を変えるかもしれない。が、この説明のし方、キャンペーン展開の方法は、善意に基づくものであったとしても意図的なものであったとしても、十分な説明ができていないという点で、“「ホワイトバンド」は、マイナスイオンだの波動だのホメオパシーだのという原理を利用したあれこと同じような「商品」だ”、あるいは“大変に似た構造を持っている”と言えてしまうのではないか。それでいいのか。そんな意味で気になったのでここに書き留めておく。


9/4夜半の追記
田中家別邸:『ホワイトバンド』で考える
http://daigotougo.blog2.fc2.com/blog-entry-297.html
運動への賛同を示すためならば、ホワイトバンドを「購入」する以外の方法もある(例えば、持っている白いバンドをする)ことを、英国の本家(?)サイトから引用して紹介している。


Badlands 〜映画と芝居と音楽と〜:【NGO】なぜ私はホワイトバンドを身に着けるのか
http://bonobono.cocolog-nifty.com/badlands/2005/07/ngo_ebd3.html
上記記事から始まる3つのエントリで詳細な考察を加えている。


本家ブログもあった。


Official Blog: ホワイトバンドプロジェクト
http://blogs.yahoo.co.jp/whitebandproject/