PSJ渋谷研究所X(臨時避難所2)

はてダ http://d.hatena.ne.jp/kamezo/ からインポートしただけ

食品安全委、こんにゃくゼリーの事故頻度を評価(案)


そういえば、一昨日から昨日のニュースでも、媒体によってかなりオモムキが違うなあと思ったのだった。たぶん少なからぬメディアが「危ない」と言わないとならんと思ってたりするのではないか。

あ、NHKは今日になって続報も出ている。


大元の発表はこちら。

こんにゃくゼリーの危険度を「飴類と同程度」という評価は委員会の資料1−1「評価書(案)」(PDF)P84あたりに事故頻度との勘案で出てきます。

以下に消えちゃいそうな記事をコピペ。

こんにゃく入りゼリー、高い確率で窒息日テレNEWS24)< 2010年1月14日 14:37 >
 のどに詰まって窒息し、17人が死亡しているこんにゃく入りゼリーの安全性を検討する内閣府食品安全委員会の専門調査会は、ほかの食品に比べて窒息する確率が高いとする調査結果を公表した。

 13日の会議では、食品ごとの一口あたりの窒息事故の発生率が報告され、こんにゃく入りゼリーを食べて窒息する確率は、肉や魚などに比べて最高で100倍以上高いとする分析結果が発表された。発生率はもちが一番高く、こんにゃく入りゼリーはあめと並んで2番目に高いという。また、こんにゃく入りゼリーの形状について、かみ切りにくく、吸い込んで気道を詰まらせる大きさだと結論づけている。

 今年度中に評価書をまとめ、その後、食品安全委員会で審議に入る予定で、形状の規制を含めた提言がなされるかが注目される。

こんにゃくゼリー、餅に次ぐ窒息頻度(TBS)

 子供や高齢者が、「こんにゃくゼリー」をのどにつまらせて死亡する事故が多発していることから、食品安全委員会の作業部会は、食べ物による窒息事故の危険性について分析を行いました。報告書では、「こんにゃくゼリー」は餅に次ぐ窒息頻度が高い食品群だとしています。

 報告書は、1億人が口にした際、窒息死亡事故がおきる確率を食材別に推計しており、それによると、「こんにゃくゼリー」は餅に続いて事故が起きやすく、アメと同程度で他の食材に比べて危険性が高いという分析結果でした。

 「こんにゃくゼリー」による死亡例は13年間で22人と絶対数が少ないものの、その理由は他の食材に比べて口にする機会が少ないからで、同じ回数食べると仮定して比較した結果、危険性が高いと分析しました。

 「こんにゃくゼリー」は、冷やすと硬さを増すことやカップから直接吸い込んで食べることも気道をつまらせやすい理由だと指摘されています。

 この報告書は最終的に消費者庁に提出されるため、今後の消費者庁での「こんにゃくゼリー」に対する法的な規制の議論にも影響を及ぼしそうです。(13日22:52)

こんにゃく入りゼリー 評価案NHK
1月13日 21時19分

こんにゃく入りを含むミニカップゼリーをのどに詰まらせて起きる死亡事故の頻度について、「あめ」と同じ程度と推定されるとする評価の案が、13日に開かれた国の食品安全委員会の作業部会に示されましたが、科学的な評価は難しいとして、さらに検討を続けることになりました。

国の食品安全委員会は、おととし、当時1歳の男の子がミニカップに入った「こんにゃくゼリー」をのどに詰まらせて死亡した事故などをきっかけに、窒息事故に関する食品の安全性の評価する作業部会を設置しました。13日に開かれた作業部会では、「こんにゃくゼリー」や「もち」、「あめ」など8種類の食品について、ひと口食べた際の死亡事故の頻度を、過去の事故の件数や流通量などから推定した2種類の結果が示されました。1つの結果は、「もち」が最も高く、「あめ」、「ミニカップ入りこんにゃくゼリー」、「パン」などの順でした。また、もう1つの結果は、3年前に全国の救命救急センターで扱った、こんにゃく入りでない製品も含めた「ミニカップゼリー」による事故件数をもとに計算したもので、「もち」、「ミニカップゼリー」、「あめ」、「パン」などの順になっています。そのうえで、こんにゃく入りを含む「ミニカップゼリー」の死亡事故の頻度は「あめ」と同じ程度と推定されるとする評価の案が示されましたが、窒息事故のリスクを科学的に評価するのは難しいとして、作業部会では、さらに検討を加えることになりました。こんにゃくゼリーのメーカーでは、製品にお年寄りや子どもが食べないよう表示したり、のどに詰まりにくいよう形や成分を変えたとしていて、食品安全委員会の評価や方針が決まった段階で、再度、対応を検討したいとしています。作業部会では、今後、国民からも意見を聞いたうえで、ことし春までに安全性の評価をまとめることにしています。

こんにゃくゼリー 対策検討へNHK
1月15日 15時12分

こんにゃくゼリー」をのどに詰まらせて死亡する事故の頻度を推定した評価案が国の食品安全委員会で示されたことについて、福島消費者・少子化担当大臣は「ゼリーの形や材質を変えればいいのかなど、何ができるか検討したい」と述べ、近く、消費者庁に発足させるプロジェクトチームで対策を検討する考えを示しました。

こんにゃくゼリーの安全性について検討している国の食品安全委員会は、13日の作業部会で、こんにゃく入りゼリーも含むミニカップゼリーをのどに詰まらせて死亡する事故の頻度は、餅(もち)より低く、飴(あめ)と同じ程度とする評価の案を示しました。これについて、福島消費者・少子化担当大臣は閣議後の会見で「餅でものどに詰まらせる事故は起きているが、こんにゃくゼリーと餅を単純に比較できない。ゼリーの形や材質を変えればいいのかなど、失われる命がないように何ができるか検討したい」と述べ、近く、消費者庁に発足させるプロジェクトチームで対策を検討する考えを示しました。プロジェクトチームでは、食品や医師などの専門家から意見を聞き、安全規制が必要かどうかも含めて検討することにしています。