PSJ渋谷研究所X(臨時避難所2)

はてダ http://d.hatena.ne.jp/kamezo/ からインポートしただけ

ニセ科学フォーラム雑感


行ってきました、ニセ科学フォーラム@東京。
会場からの発言を聞いて、ニセ科学と一口に言っても実に多彩多様な課題があるのだと改めて感じました。


kikulogのコメントを見ても、商品や言説など個別の事例をどう考えるかという問題もあれば、それが生活の場に(とくに教育現場に)現れてしまったときの対処の問題もあり、大きくはニセ科学とはなにかという問題や教育というか総体的なリテラシーをどう育てるかという問題もあり。
科学者としてだけでなく、企業人として、教育者として、保護者として、メディアに関わる者として(つまりは左巻さんのおっしゃったように「市民として」ってことですね)どう考えるか、どう動くかという問題は、やはり個別の立場ごとに問題意識が違うだろうし。
きくまこ氏も「『科学の問題じゃなくてポエムだ』と言われようとも、『事実だ』と主張するなら科学の側からの突っ込みは入ります」というような主旨の話を一瞬してましたが、これ、いわば「ほっといてくれと言われてもほっときません」という宣言ですよね。
どっちの側に立つにしても実に多様です。
懇親会では最後の挨拶で、こなみさんの「全国巡業」発言、きくまこ氏の「次は怪しい人たちにも参加してもらえる会を」発言がありまして、ともに大変に勇気の必要なことだと思います。「各地に来てください」もとても理解できる話だし、精力的に回って欲しいとも思うけど、それを根付かせるには各地での取り組みも必要だろうし。


そうそう、なくなっていた「スケプティック・ディクショナリ」がプロジェクト杉田玄白によって復活していることを知ったのでリンク。


The Skeptic's Dictionary 日本語版
http://www.genpaku.org/skepticj/


プロジェクト杉田玄白
http://www.genpaku.org/