PSJ渋谷研究所X(臨時避難所2)

はてダ http://d.hatena.ne.jp/kamezo/ からインポートしただけ

「牛乳神話」神話8■余談:「給食に牛乳」の別の問題



本題とはずれてしまいますが、実は、我が家でも「給食には常に牛乳」は勘弁して欲しいと考えています。年に何度かは給食のメニューを見ながら家族で嘆きあっています。ただし、これは献立との兼ね合いをもう少し考えてほしい、という話です。


給食の、献立としての完成度は、わたしが子どもだった1970年前後に比べると、格段の進化です。米飯のときはそれに即した和風のおかず、洋食風のおかずのときには主食はパン、カレーにはナン(!)などというバリエーションに富んだ、またデザートつきだって珍しくない「ふつう以上にふつうらしい食事」の献立ができています。それなのに、常に牛乳がついているのでは台無しではないかと思えるのです。
悪名高い先割れスプーンも姿を消しました(料理によっては使ったっていいと思うんですけどね)。


こうした進歩は、関係者の方々の努力の成果だと思います。私の子ども時代に始まった、「給食に米飯がないのはどうか」「先割れスプーンはよくないのではないか」「箸を使う機会がないのはどうか」などなどというさまざまな指摘を受けて改善されてきた結果が今の給食の姿です。最近ではアレルギーの除去食を提供してもらえる場合もあると聞いています。


我が家で「常に牛乳」の評判が悪いのは、これは「食文化」や「味覚」の問題として捉えるからです。
めん類の献立にパンがつくなどという「主食がダブル」という献立もあります。こういうときは菓子パン風のものであることが多く、デザートのつもりなのかな? と思わなくもないのですが、それでもそぐわないものを感じます。献立表を見たときには気づかなくても、学校で実際に給食をいただいてみると、このおかずにパンなの? なんていう味付けのときもあります。
そんなときは、栄養士さん、家での食事でも同じような献立するのかしらん、と考えてしまいます。牛乳の件も、私の場合は同じような問題意識です。


ここまでちゃんとした献立になってきていろいろ配慮されてきているのに、画竜点睛を欠くってもんですよ、もう一息! という感じです(^^)