PSJ渋谷研究所X(臨時避難所2)

はてダ http://d.hatena.ne.jp/kamezo/ からインポートしただけ

はしかの流行


はしかが流行しているとの報に接して、「予防接種忌避と関係があるんじゃないかしら」とさしたる根拠もなく思った。


Wikipediaを見ると、どこまで信頼できる記述かってことはともかく、そう考えた人がぼく以外にもいることがわかる(本日段階で公開されている記事を書いた人、って意味だけど)。


Wikipediaはしか予防


我が家の子どもたちは2回の接種(三種混合ですね、いわゆる。MMRなのだかMRなのだかわはわからない)を受けているのだけれども、数年前に接種を受けさせるかどうかをカアチャンと話し合ったことが思い出される。


Wikipedia新三種混合ワクチン


そのときは、予防接種を受けることで甚大な問題が生じる危険と、受けないことで甚大な問題が生じる危険を比較しないと答えが出せないよね、ということになり、確率論で言えば何十万分の一でも、実際に当たるときは当たる、という当然のことも話題になった。
結局はちょこっと調べて接種を選択したように記憶している。


今、改めて思うのは、そのときには「ウチの子の危険」しか考えていなかった。うちの子どもが感染した場合にほかの子どもにうつす危険や、その結果、感染が広がるかもしれない危険というような意味での社会的責任なんかは考えもしなかった。
こうした観点は、先日のインフルエンザとタミフルの話に触れて、初めて得たものなのだ。


また、上記でいうような両方の危険に関する情報が簡単には手に入らなかったような気もする。ちゃんと覚えてはいないけど。


学校や保健機関などからは、予防接種のお知らせなどが配布される。今回も、接種や感染経験の有無に関する調査票が学校から配布された。しかし、前述したような危険率などに触れた説明を見た記憶はない。
これだけ情報があふれていても、実は「情報のないなかで判断する」ことを迫られている事柄は、決して少なくはないのだ、ということも、改めて思い起こされた。


そういえばウチの長女はインフルエンザが流行したときも、今回も38度以上の熱を出した。が、どちらも発熱以外には症状がなく、インフルエンザでもはしかでもない、どっちかという「知恵熱」みたいなもんだったと思われる。だが、担任の先生は、そのたびに「感染したのではないか」と心配するのだ。毎度タイミングが人騒がせである。